熊本県上益城郡山都町、天主山 1494m。緑川沿いの宿を出発し、7時50分に鮎の瀬大橋を通過。車のそこが摺りそうな林道を30分走り、登山口近くに駐車。8時30分、登山開始。話には聞いていたが、いきなり急登が待ち構えていた。標高1194mの天主の舞台まで1時間強、登りの連続。この山の目的はヤマシャクヤク、netでみた姿が浮かぶとおのずから足が進む。天主の舞台から天主山まではブナ、ヒメシャラ、オオカメノキ、ミツバツツジが我々を歓迎しているようで楽しく歩けた。繁茂した森を抜けたとき、いきなりヤマシャクヤクの群生が現れてきた。頂上まで30分程度群生は続く。しかし、まだ蕾。天主山頂に到着する。「椎矢峠に向かって30分行くと開花した群生がある」と、帰り支度の登山者。我々は石灰岩が露出した稜線を急ぐ。穏やかな南向き斜面に視野が移ると、スゴイ!スゴイ!やっと会えたのだ。トリカブト、バイケイソウと混在しているが、花はヤマシャクヤクだけだから、際立っている。しばし観賞、弁当、しばし観賞。そして、下山開始。本命のヤマシャクヤクには十分満足したし、他の樹木や花も脇役としては過分なるものがあった。 07.05.12
鮎の瀬新道登山口(8:30)→天主の舞台(9:30〜9:40)→天主山(11:10〜11:20)
→ヤマシャクヤク開花群生地(11:50〜12:30)→天主山(13:00)→鮎の瀬新道登山口(15:00) |