御所ヶ岳、馬ヶ岳

 行橋市郊外、みやこ町に隣接する御所ヶ岳(ホトギ山)および馬ヶ岳。両山とも歴史的な匂いが興味をひく。新設された御所ヶ谷住吉池公園駐車場に車を止め、御所ヶ岳から馬ヶ岳へと縦走を開始。天気は晴れ、舞い落ちる桜花と新緑がさわやか。標高は低いがところどころに比較的長い急勾配もある。馬ヶ岳を下り、農道と一般道を通り再び駐車場へと戻る。   07.04.07
 
御所ヶ谷住吉公池園駐車場10:30→神籠石中門11:00→西門〜御所ヶ岳(ホトギ山)間稜線分岐11:30
 御所ヶ岳頂上11:50→馬ヶ岳頂上13:00(昼食)→馬ヶ岳登山口14:30→御所ヶ谷住吉池公園駐車場15:30
御所ヶ岳(馬ヶ岳中腹から撮る) 御所ヶ谷神籠石中門
  国指定史跡【御所ヶ谷神籠石】  周囲3Kmの大規模な遺跡で、7世紀に大陸からの侵攻に備えて、国家的事業として築かれた古代の山城である。切石の列石を基礎にした高さ3〜5mの土の城壁が山を巡り、要所に城門が設けられている。城内には建物の礎石や貯水池と推定される遺構も残っている。特に排水口を供えた中門の石塁は1300年前のすぐれた土木技術を今に伝える貴重な遺構である。昭和28年と平成10年国の史跡指定を受けた。(行橋市教育委員会・抜粋)   
 
中門から礎石建物跡へ向かう 礎石建物跡 奥の院近くにある石仏
稜線分岐(中門〜ホトギ山の道をとる) ヤブツバキ等の間を縫って 御所ヶ岳(ホトギ山)頂上
馬ヶ岳(御所ヶ岳からの眺め) 馬ヶ岳城本丸跡(頂上)
 【馬ヶ岳城址】  京都平野を眼下に一望する豊前の要衝、馬ヶ岳に城が築かれたのは、一説に天慶5(942)といわれている。城の遺構は東西二つの郭が形成され、尾根には500mにわたる土塁も確認されている。天正15(1587)年、遠征軍を率いて津島氏征討を決めた豊臣秀吉は小倉城を経て、この城に滞在している。九州平定後、馬ヶ城は黒田如水が、その拠点を中津に移すまでの居城であった。慶長5(1600)年、黒田氏は筑前に移り、豊前は細川忠興の所領となった。この頃、馬ヶ城は役割を終え長い歴史を閉じた。(行橋市教育委員会・抜粋) 
シダに挟まれた登り 馬ヶ岳城二の丸跡 馬ヶ岳からの下山
スミレ(麓から頂上まで見られた) ハルリンドウ(同左) アザミ(まだまだ早い)
カキトウシ(馬ヶ岳頂上) ウラジロ 早くもミツバツツジ(1本のみ咲く)
マツ(新芽の赤が美しい) サルトリイバラ(ガメ葉) ハゼ
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