九重 三 俣 山
 阿蘇くじゅう国立公園に属する九重連峰を総称して九重山(日本百名山)と言い、最も登山者が多い久住山や最標高の中岳(1791m)などがある。連峰の一角、三俣山は、やまなみハイウェイ沿線の長者原登山口から正面に見える。特に春のミヤマキリシマ、秋はドーダンツツジの紅葉が登山者の目を潤す。加えて山頂からの眺めも、前述のピークや硫黄山の噴煙など変化に富んでいて素晴らしい。
 今回登山の目的は、もちろんミヤマキリシマ。以前は連峰東部に位置する平治岳のそれが一番の見応えと思っていたが、最近ではスケールに勝る「三俣山が逆転した」と、私の評価。しかしながら、今回は咲き具合の遅れと花数の少なさにより期待したほどではなかった。
 下山は三俣山本峰を最終にしてピストンの計画を変更し、北峰・指山経由とした。危険だと思ったのは、土砂崩壊箇所。急勾配の山道が土石に覆われていて、ずるずると土石とともに流れ落ちる不安がよぎった。無事通過し指山山頂付近に通りかかった際、北峰側に「土石流多発地帯につき通行をご遠慮下さい」の注意標識が建てられていた。この標識を北峰指山分岐にも設置して欲しかったと思った。  11.06.14
九重登山口、登山開始
指山自然観察路(帰路歩く)入口
鉱山道路に分れ、山道に入る あえてガレ場にそれる、正面は星生山
鉱山道路に出る、下る登山者は前日法華院山荘泊 登山者はこれより左折し谷を渡る、正面は硫黄山の噴煙
ガレ場を登る すがもり越避難小屋、ここから三俣山への急登
西峰山頂はもう少しだが見えない 西峰の東斜面
三俣山西峰山頂 左奥・久住山、噴煙は硫黄山、その右・星生山 西峰山頂より
W峰山頂 南峰、W峰山頂より望む
W峰を下り南峰へ向かっている 南峰山頂、3年前の火事はかなり回復している
W峰(左)と本峰、ミヤマキリシマはやや早いし花数が少ない、ピンクに覆われた山肌を期待していたのだが・・・
本峰山頂まじか、山頂標柱が見える 本峰山頂付近、左遠方に大船山その手前は南峰
本峰より大鍋を眺める、通常は冠水していない 北峰、本峰を下る途中の展望
本峰と北峰の鞍部 北峰山頂
北峰を下る、危険な土砂崩壊、前方は指山 手前の危険個所を過ぎてもまだ危ない
部分通過した土砂崩壊(左)を振り返る、指山山頂手前にて 指山山頂
指山を下り、朝通ってきたコンクリート道に出る 登山終了、「ご苦労さん」と靴に微笑み洗っている
ヨウラクツツジ イワカガミ
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