秋吉台の山
 登山が趣味で野草にも興味をもつ北九州市在住の私は、野草を愛でに平尾台へと年間10回程度出向いている。日本三大カルスト台地(秋吉台、平尾台、四国カルスト)の大御所的存在・秋吉台を歩けば、平尾台と同じような楽しさが味わえるかも知れないと常々思っていた。毎日新聞に「たこさんの秋吉台日記」が掲載されていたのを見て意を決した。とにかく長者ヶ森駐車場に行けば、何とかなるだろうとの当てずっぽう行脚。駐車場から見える手頃な5座を周回する。広大な地域のほんの一部に過ぎないが、感触はつかめたと思っている。深く秋吉台を知るには、季節ごとに何度も訪れる必要があるだろう。登山のみが目的ならば、物足りなさは否めない。  11.05.08  

長者ヶ森駐車場を出発、まず北山へ向かう
路傍に設置された石灰石の説明板
北山山頂、植物保護の柵(斜面に降りるべからず) 北山の次は前方の冠山へ
冠山山頂、石灰岩は尖っている 冠山を下り地獄台へ向かう
地獄台を望む石碑、昭和4年建設 地獄台上部、山頂標識は見当たらない
地獄台を下る、正面は烏帽子岳 烏帽子岳山頂付近、標識はこれのみ  
烏帽子岳を下る、上りも下りも道らしきものはない 烏帽子岳を背に地獄台の裾、突然道が現れる
前方は長者ヶ峰、その下は長者ヶ森駐車場、右の森は長者ヶ森   北山と冠山の分岐付近から展望
   【秋吉台】

   山口県美祢市。
   北東16Km、北西6Km、日本最大のカルスト台地。
   地下には秋芳洞、大正洞、景清洞など400余の鍾乳洞。
   1955年・国立公園、1964年・特別天然記念物に指定。



   【長者ヶ森】

   壇ノ浦の戦いで敗れ、秋吉台に移り住んだ平家の武将
   大田芳盛の居館跡(他の説もある)
   江戸時代に、子孫が先祖を偲んで植樹したものが森に
   なったと伝えられている。
  

                    参考:美祢市教育委員会
長者ヶ森内部
展望台付近、前方が長者ヶ峰、山道は途中まで 長者ヶ峰山頂、私有地らしい?
長者ヶ峰山頂付近より展望、左から冠山(手前に長者ヶ森)、地獄台と烏帽子岳、北山(手前に長者ヶ森駐車場)
長者ヶ峰北側の農道を下る 農道から畦道を通り駐車場へ、登山終了
オカオグルマソウ アマドコロ
ヒメハギ キジムシロ
オキナグサ(花後の花柱) センボンヤリ(綿毛直前)
ニガナ カノコソウ
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