猪群山(いのむれさん)
大分県豊後高田市真玉、猪群山458m。山名の由来は、猪が群れるほど多かったとの説。飯牟禮山とも呼ばれ、その謂われなのか臼野登山口には飯牟禮神社がある。山頂付近のストーンサークル(環状列石)と表される巨石群は、古代の巨石信仰の遺跡説、仏教信仰の霊場跡説、中世の砦跡説と歴史感が漂う。卑弥呼の墓とする俗説も興味をひく。作家・松本清張と考古学者・斎藤忠による現地調査が1983年に行われ「猪群山ー山頂巨石群の研究」がまとめられた。 私は猪群山の名前は知っていたが、一度も足を踏み入れたことがなく、何時か登ってみたいと思っていたところ、新聞にこの山を記した記事が載っていた。新聞記事より少々遅れたが、40年来の山友達チコちゃんを誘い出掛けることにした。地元有志により登山口も登山道の標識類もよく整備されている。 駐車場登山口10:00〜11:40立石常磐遺跡10:50〜11:10いっぷく望11:20猪群山頂〜 11:30ストーンサークル12:00〜12:20いっぷく望(昼食休憩)〜13:40登山口駐車場 |
猪群山、県道654号線より遠望 | |
登山口に設置された看板 右写真の名称下から「炭焼跡」(左上マップのA)、「植林を記した石」(B)、「立石常盤遺跡」(C) | |
登山口、名簿に記入(登山届ではない) | 登山口付近、落ち葉のクッション |
般若水、炭焼時代には使用されていた | 昭和初期の「白炭焼ガマ跡」 |
「杉木植付録・明治30、39、44年・・・」が刻まれている | 植林を記した石「松三万本大正元年、一万五千本・・・」 |
立石常磐遺跡、この石は猪と鬼が運んだという伝説 | 立石常磐遺跡に置かれた登山記録・登山者名 |
いっぷく望(ミニストーンサークル)豊前海まで見渡せる | 広い猪群山頂、夏は涼しそう |
ストーンサークル(環状列石、山頂から5分程度下る) サークル入口すぐ(図下)に陰陽石・中央に神体石 | |
ストーンサークル・陰陽石 | ストーンサークル・神体石 |
ストーンサークルから東側を望む、中山仙境も見える | 神体石裏側を背にして |
再びミニストーンサークル、昼食休憩 | ピストンの下りは面白みに欠ける |
立石は高さ11m、下りのアングル | 登山修了直前の癒し |
マムシソウ、手前の葉はイチゴ | 登山口のスイセン、豊後高田市観光協会のガイドさん(地元有志)が手入れしている |