新春、矢筈山〜風頭山

 年末年始は、用件雑多のため、山行を1ヶ月間空けるはめになってしまった。身体も気持も随分緩んでいることだろう。と、思って手頃で景観の良い低山を歩くことにした。鹿児島本線の終点門司港駅の一つ手前の小森江駅で電車を降り、矢筈山〜風頭山まで縦走し、門司港駅までのコースである。
 矢筈山は明治20年頃、時の首相・伊藤博文、陸相・大山巌の指示にもとづき、関門の要塞として築造された陣地跡がある。その一部はキャンプ場となっていて、休憩所から見渡せる関門海峡西側の景観は特筆もの。風頭山(通称、風師山)は関門大橋から小倉・若松方面まで望める人気の山。マナスル初登頂に成功した日本隊隊長・槙有恒、歌人・吉井勇、俳人・高浜虚子も登っている。  10.01.18


 9:40       小森江口で国道を右折、小森江駅より10分 「小森江子供のもり公園」より風頭山(左)風師山(右)を望む
 10:00    公園をあとに矢筈山登山開始、タヌキのお見送り アスファルト道が10分ほど続く
九州自然歩道に入る  10:30(山頂付近で休憩30分)   矢筈山頂、見通しは悪い
山頂付近、明治20年前後に造られた陣地の保塁 山頂付近、関門の要塞として築造された陣地内の倉庫?
キャンプ場休憩所から展望する関門海峡、前方は彦島 矢筈山から自然歩道を風師山へ向かう
風師山頂、ここは通過  12:00(休憩30分)    風頭山に到着、前方は関門海峡
風頭山頂、岳人・槙有恒の詩碑 風頭山頂より武蔵×小次郎が決闘した巌流島を望む
風頭山頂、歌人・吉井勇の歌碑 風頭山頂、左後方に槙有恒の詩碑
高浜虚子の句碑、更新されたみたい 左写真の説明板、虚子は門司港から船で渡仏?
風師山2合目から関門海峡と関門大橋を展望  13:30         清滝公園、ここで登山終了
高浜虚子が「風師山桜あり・・・」と詠んだ旧料亭三宜楼 三宜楼は昭和5年建設、木造3階建、延床面積1201u
遅い昼食は、門司港名物「焼カレー」 国の重要文化財門司港駅、電車の人となり自宅に向かう
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