東京高尾山

 東京都八王子市、明治の森高尾国定公園。年間200万人が訪れる高尾山。その数は世界一と言われている。元来は修験道の霊場。真言宗智山派薬王院の寺域となっているため、天然の森が守られてきた。 
 およそ半世紀前、私が文学に興味を持ち始めた10代半ば、国木田独歩の「武蔵野」を読み、いつしか武蔵野を散策してみたいと思ったものだ。文学の方は、才能の無さを悟り10年後に筆を折るが、武蔵野散策は、還暦を過ぎても心に残っていた。ネットなどで調べるが、独歩当時の武蔵野を探すことはできなかった。それもそのはず、独歩が「武蔵野」を書いたのは1898年。都市化の波に飲み込まれたのだろう。
 やむなく天然の森が守られてきた高尾山を選択し、これでお茶を濁すことにした。群馬県近郊の百名山を登る前段階に実施したが、私の住む九州の山とそれほどの代わり映えはなかった。半日行程では、高尾山を理解できないのは確かだが・・・。感心したのは、自然への取り組みが顕著なこと。山ガールの多さにも目を見張る。   10.07.24

 清滝駅(1号路登山口)07:30〜08:25リフト山上駅〜08:30ケーブル高尾山駅08:40〜
 09:00薬王院09:15〜09:25高尾山頂09:45〜10:25稲荷山展望台〜途中昼食20分〜
 11:10清滝駅(稲荷山コース登山口)  

京王線高尾山口駅下車、登山口まで5分 ケーブルカー清滝駅(登山口)
1号路を歩き始める 路傍の童子像、数ヶ所見られた
エコーリフト山上駅 都内がよく見えるポイント、生憎の靄
ケーブル山上駅、歩いても1時間だが ヤマユリ、左の駅付近   稲荷山コースでも見つける
浄心門、額は「霊気満山」 前方に進む 神変堂、「健脚祈願」(左) 「腰痛平愈」(右)の表札
左、男坂  右、女坂  あとで合流する 東京都天然記念物の杉並木
薬王院四天王門 薬王院本堂
薬王院を過ぎ山頂へ向かう 山頂らしくない山頂、三角点
標高はセンチメートル単位、誤差の発生は? 山頂広場
山頂から稲荷山コースを下る 山頂下、杉が多くなってきた
しばしば山ガールに出あう 急こう配箇所は木段が設置されている
稲荷山の展望台 稲荷山コース登山口到着
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