九重5座(星生・久住・稲星・中岳・天狗)

 「花めあて、花は咲かねど、天気よし」九重・霧島・雲仙など九州の山々はミヤマキリシマのシーズンを向かえた。この登山は、もちろんミヤマキリシマが目的。なかんずく、山頂一帯に咲き乱れるピンクの絨毯を享受したかったのだ。事前の情報では、今年は4月・5月の低温により、開花がかなり遅れるとのことだった。「ま、いいか、登ることにしよう」。情報通り、低い場所では、ほぼ満開だったが、標高を上げるにしたがって蕾は固くなり、山頂付近の開花は10日程度遅れる様子。しかし、天気晴朗、青空のもと新緑がさわやか。「山登りは天気が一番、雨のミヤマキリシマより勝る」と、プラス思考の独り合点して山を下った。
 日本百名山、九重山。大曲登山口より、星生山〜久住山〜稲星山〜中岳〜天狗ヶ城のピークを踏み北千里ヶ浜、すがもり越経由で下山。それぞれの山は、何度も登っているが、5座まとめて登るのは初めて。いずれも特徴があり面白い。5座をまとめたからこそ特徴が見えてくるもの。噴煙や池も網膜を潤す。  10.06.05
 

大曲より80m、左折して星生新道へ 登山開始後30分で台地が広がる、ミヤマキリシマは満開
乳房岩、ミヤマキリシマの開花はここより少し上まで 緩斜地を20分ほど歩く、ドーダンツツジも眼の保養
前方に黒岩山(左)と泉水山、最前方は湧蓋山 大岩を右に巻く、標高を上げるとミヤマキリシマは蕾
西千里ヶ浜方面との分岐地点、前方は扇ヶ鼻 星生山頂、前方に久住山
星生山頂より硫黄山の噴煙・三俣山(中央)・平治岳 星生山を下る
星生山を振り返る、左右対称は硫黄山の影響か 星生山の尾根より硫黄山・三俣山・平治岳
星生山の下り、今回コース一番の難所を抜ける 星生山の下り、ミヤマキリシマの蕾は固い
星生山を下り、西千里ヶ浜ルートと合流 避難小屋・バイオトイレ広場、久住分れのすぐ手前
避難小屋広場より久住山を展望 久住山頂(右端見えない)へ向かっている
久住山頂、登山者後方は星生山 久住山下りすぐ、ミヤマキリシマが咲いていれば・・・
稲星山、久住山側から望む 稲星山頂より天狗ヶ城(左)と中岳を展望
白口岳(手前)・平治岳(左)・大船山、稲星山頂より 中岳、稲星山を下りた鞍部から見上げる
中岳への途中、今年は開花が遅いミヤマキリシマ 中岳山頂
久住山と御池、中岳を下った鞍部より 天狗ヶ城、右に巻いて登るのでさほど危険ではない
天狗ヶ城山頂 天狗ヶ城を下る
久住分れ、昼食後ここを左に下り、すがもり越へ 北千里ヶ浜から見る硫黄山の噴煙(蒸気)
北千里ヶ浜を分れ、すがもり越へ向かう すがもり越、避難小屋
すがもり越を下っている、谷を渡り前方の道路に出る 硫黄山と星生山、すがもり越下り途中左方向
旧硫黄運搬路(落石注意標識あり)を登山口へ 運搬路を左に折れ進むとアセビの前方に大曲登山口
イワカガミ(ミヤマキリシマより早く咲くので見ごろ) マイズルソウ
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