平 尾 台 10年春

 平尾台は、日本三大カルスト台地の一つで国の天然記念物。石灰岩が羊の群れに見える羊群原や鍾乳洞、加えて山野草の多さが登山者を惹きつける。今回は山友達のさこちゃんの企画。私は4日前に花の咲き具合を観察しようと登ったばかりだったが、九州山岳界の重鎮・五十嵐賢さんが参加するとのことで、メンバーに加えてもらった。氏の著作のうち「花の百名山」の執筆もされ、メンバー全員が花好きとあってオキナグサ、センボンヤリ、ヒトリシズカなどの観察に時間を要し、さこちゃん計画が短縮されてしまった。しかし、歩く先々で暫時花を愛でるゆったり登山もおつなもの、あらためて登山の楽しさを会得した山行だった。ただ残念だったのは、天候不順のため野焼きが1ヶ月遅れたうえに、2日前に山火事があり、山肌の大部分が灰色と化していて、遠くから来られた6名の方に通常の景観をお見せできなかったことである。  10.04.10

自然観察センター、出発前のコース説明 千貫岩、県道28号線を三笠台へ向かう
三笠台の麓を巻き、大かんの台432m頂上に到着
風神山頂453m 風神山を下る
不動山を登る-1、後方は風神山 不動山を登る-2
不動山頂411m 不動山を下る
堂金山433mから右写真の焼け跡を眺めている 2日前に火災があった桶ヶ辻山腹(右の尖がりが天狗岩)
堂金山を下る、正面は貝殻山 貝殻山の斜面を通過中、天狗岩方面に向かっている
焼け跡の斜面を天狗岩へ 天狗岩、桶ヶ辻の南端
桶ヶ辻山頂569m、パラグライダー基地 飛び立つパラグライダー
周防台山頂607m 周防台より貫山を展望
周防台を下り中峠から大平山方向へ 視界が開け大平山(不登頂)が迫る
寄道し接吻岩へ、冷やかしても返事は風の音 茶ヶ床園地(正面)から自然歩道を通り出発点の観察センターへ
オキナグサ スミレ センボンヤリ
ヒトリシズカ ホタルカズラ シロバナタンポポ
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