福 智 山

 北九州市最高峰福智山 901m 。山頂一帯は樹木がなく、360度の展望。当山は英彦山六峰の一つと数えられた霊山。山頂には二つの石祠があり、南側は小笠原藩が祀った福智神社、西側は黒田藩が祀った鳥野神社がある。いずれも福智権現社と称されている。 私にとっては、足立山に次ぐ登山回数。ただ、鱒淵ダム堰堤を起点として登ることがほとんどで“福智山専門家”にはほど遠い。
 ダム堰堤を出発するとき水が少ないので、七重の滝は期待できないかと思いきや、意外や意外かなりの水量に気持が膨らむ。渓流が見えなくなると、ほとんど展望もきかず単調になった。それ故なのか、山頂からのパノラマは、素晴らしさが倍加する。「束縛される平日があるからこそ土日がより楽しくなる・・・」と、同じ理屈なのだ。山頂は陽光こそあれ、マイナス4℃の寒風。だが、大岩を風よけにすると寒さはさほど感じられないので、昼食をとる。周囲を見渡すと、なぜか中高年ばかり。いつものことながら、これが気に入らない。 10.02.06

ダムの手前に駐車、堰堤を渡る
鱒淵ダム周回道路から福智山頂(中央)を眺める 周回道路に別れを告げ七重の滝へ
逞しくアクロバット的な木に立ち止まる 昨年夏の大雨により橋が流された
七重の滝「一の滝」 七重の滝「三の滝」
「三の滝」を過ぎると急こう配 急こう配を登りきると左側に炭焼跡
七重の滝「五の滝」 七重の滝「七の滝」
七重の滝を過ぎると、しばらくは軽い足取り 豊前越、これより福智山方面へ左折
からす落  左・福智山、右・豊前越、手前・ホッテ谷方向 福智山頂、気温マイナス3℃
福智山頂からのパノラマ   最遠方左より皿倉山、足立山(中央)、貫山、石灰採掘場、竜ヶ鼻  画面やや右中央は鱒淵ダム
昼食後再び山頂へ、石祠は小笠原藩が祀った福智神社 山頂からの下り、穏かな巻道を選ぶ
からす落、右折してホッテ谷新道を下る  しょうた渡、水量が多ければ渡れないかも
鱒淵橋、発着地点までゆっくり歩いてあと20分 “アズキ樹と 名付けたくなり 寒登山”
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