小川岳、霧立越縦走 その1
 1泊2日の登山。宮崎県北西部に位置する小川岳および白岩山から扇山に至る霧立越を縦走。1日目の小川岳へは昼食後、五ヶ瀬ハイランドスキー場を出発。紅葉を楽しみながら山頂へ着くが、展望は優れない曇り空。テンヤボへの下り、視界が開けると谷あいの紅葉が目をひく。宿泊の「やまめの里」でヤマメ料理に舌鼓後、地元祇園神社に伝わる神楽が一日の終わりを飾った。ゴボウ畠登山口を出発した2日目は、夜明けの薄暗さと立ち込めたガスの中、霧立越を扇山へ向かって進む。このコースは昭和8年、椎葉の谷沿いに自動車道が開通するまでは、馬の背に荷を乗せて運ぶ物流路でもあったそうだ。平家追討を命じられた那須大八郎宗久や西南戦争に敗れた西郷隆盛が通った同じ道を歴史的な感慨にひたりながら踏みしめる。ガスが次第にうすくなり、紅(黄)葉があざやかに映ってきた。ここは、紅葉よりもブナ、シロモジなどの黄葉の方が勝っていた。  08.11.2-3
  1日目  12:00スキー場→13:50小川岳(休憩20分)→15:00テンヤボ下 5Km
 ゲレンデの頂部付近から出発、前方は向坂山 ゲレンデを下り正面の黒岳山頂を右に小川岳へ
 黒岳を登る  黒岳から稜線を進む
 ブナ林の紅葉は、もう遅い  紅く染まる紅葉は最盛期
小川岳山頂 小川岳の下り、紅葉が続く
テンヤボはもうすぐ テンヤボ、手前は伐採跡、ここから林道
林道沿いの紅葉 同左、モミジ
稜線上のハナビラタケ、夏の発生時は白色 稜線上のホコリタケ、叩くと埃が舞う
祇園神社の神楽 夕食後宿で観る
その2霧立越へ