雲仙普賢岳
 普賢岳1359mは、長崎県島原半島位置する雲仙国立公園内の中心的な山。30数年前の職場同僚で構成する「SKY登山会」秋の一泊例会。天候は曇、ガスが頂上を覆う。が、時として切れる。紅葉は、すでに遅い。その中にあってマユミのピンクに彩られた実がきわだっていた。島原市でのアフター登山は、例によって賑わう親睦会。会の締めくくりは「兎追ひし かの山…」を合唱。実は「島原の子守唄」を唄い、心地よい夢を見たかったのだが、カラオケリストにはなかった。
 雲仙は昭和9年、日本で初めて指定された国立公園。吉井勇、斎藤茂吉、北原白秋ら文人も大正・昭和初期に来仙している。平成2年には普賢岳が200年ぶりに噴火、平成新山(溶岩ドーム)を形成したのは、承知のとおり。溶岩による悲惨な災害跡も残されている。
 この日より1週間前、私は「まぼろしの邪馬台国」や「島原の子守唄」の地元作者・宮崎康平(竹中直人)と妻和子(吉永小百合)を主人公とした島原が主要舞台の映画「まぼろしの邪馬台国」を観賞。(感想は当サイト「ひとり言」に記載) 島原市内外多くの場所に、二人を写した映画のポスターが貼られている。私は映画に登場する“武家屋敷”と“具ぞうに”にありつきたいと密かに思っていた。“武家屋敷”では、特に石塀と通りの水路に時代を感じ、“具ぞうに”はホテルでの朝食後だったため、またの機会に取っておくことにした。  
08.11.16-17
仁田峠登山口を登り始める
仁田峠駐車場を見下ろす
 ロープウェイ山頂駅、すぐ右のピークに展望台がある  妙見岳展望台から見る普賢岳、ガスが濃い
 妙見神社のマユミ  妙見神社から普賢岳へ向かう
国見別れ、国見岳はパス 溶岩ドーム(左)と普賢岳(国見別れよりYさん撮影)
紅葉は時期遅れだが、マユミが異彩を放つ マユミの実
普賢岳取り付きの紅葉茶屋、仁田峠は薊谷経由(復路) 急な上りとなる
後方は溶岩ドームだが、ガスのため見えない 霧雨となったので昼食をきりあげ下山開始
薊谷で食べかけの昼食をとりロープウェイ駅へ ガスが切れた一瞬、左ピーク普賢岳
標高が下がると紅葉が少し残っている ロープウェイ駅到着、あと5分で登山完了
  翌日、島原散策     日本百名城・島原城入口と天守閣  1624年築城、1871年廃城、1964年天守復元  ※1637年島原の乱
島原城内  書は劉寒吉、両人とも九州文学の同人 康平33歳(1950年)のとき眼底網膜炎で失明
映画「まぼろしの邪馬台国」出てくる武家屋敷 同左、具ぞうに  今度は腹を空かせておこう
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