屋 久 島 その1

 鹿児島市から南に130Km、岩石化した地層が海岸から急峻にそそり立つ屋久島は、東に位置する平坦な種子島とは対象的な島。1954年に豊かな自然が残る中央山岳地帯が特別天然記念物に指定され、1964年には霧島屋久国立公園となり、1993年に世界自然遺産に登録された。
 この地に聳える日本百名山・九州最高峰の宮之浦岳は、私にとって宿願の山。私は、日本百名山を踏破するつもりはさらさらないが、九州に住む者として、九州にある百名山だけはピークを踏んでおきたいと思っていた。その思いが今回の屋久島行きとなり、1座のみ残された宮之浦岳を登頂して成就することになった。
 屋久島は、世界自然遺産登録以降登山者や観光客が急増したと、しばしば報道されている。縦走路で会った関東の登山同好会4名グループ、埼玉県の夫妻、宿を同じくした長野県の女性。以外や以外、親しく話をかわした人たちは、皆さん遠方からの来島であった。長野県の女性に「長野には、素敵な山が沢山あるでしょうが・・・」と質問すると「島にある山がいいのです」 そうか、なるほど、納得。
 09.05.13-17

〔登山口までの交通手段〕
往路 : 5/13 北九州--
九州自動車道マイカー⇒鹿児島市(泊)--高速艇トッピー⇒屋久島安房港--タクシー⇒淀川入口
復路 : 5/16 荒川口--
タクシー⇒屋久島安房港(泊)--高速艇トッピー⇒鹿児島市--九州自動車道マイカー⇒北九州
屋久島登山の代表的な玄関口安房港より前山を展望
      5月14日 淀川入口 14:40 〜 15:20 淀川小屋(泊)   両日とも休憩含む
      5月15日 淀川小屋 6:00 〜 8:30 黒味岳 〜 11:30 宮之浦岳 〜 14:50 新高塚小屋(泊)
 
              あの峰も この峰も奇岩に 若葉波  
屋久島安房港、鹿児島から乗船した高速艇トッピー 淀川登山口、外人さんが登山届を書いている
淀川登山口を出発、淀川小屋までは木段と木道がほとんど 注意書をあらためて心に受け止めた
木道を進む、お陰で迷うことはない 淀川小屋到着(泊)
淀川小屋を出発、大木の間を通ったりして宮之浦岳方面に向かう 高盤岳展望所より展望、高盤岳山頂はトーフ岩
小花之江河、標高1630mの泥炭湿原 花之江河、ここも泥炭湿原  前方は今から登る黒味岳
黒味岳への上り 白い岩の上が黒味岳山頂、黒い点は登山者
黒味岳山頂からの眺望    左から永田岳、宮之浦岳、栗生岳、翁岳(尖がり)、安房岳(3個の岩)
黒味岳山頂からの見る投石岳(正面)  黒味岳を下り投石岩屋へ、下りてきた黒味岳を眺める
天候は上々、影がくっきり  正面、投石岳 投石岩屋を振り返る
安房岳を正面に見る 左・翁岳、右・安房岳を振り返る、急に曇ってきた
 巨岩が山頂の栗生岳に向かう 栗生岳、左画像の反対側
 宮之浦岳は目の前、熊笹に挟まれる木道 日本百名山・宮之浦岳山頂、関東グループとともに
 永田岳、宮之浦岳を後に焼野三叉路を過ぎると視界が開けた 平石岩屋(頂部)、小生命名のデスマスクが迎えてくれる
 宮之浦岳、平石岩屋からの眺め、 平石岩屋、新高塚小屋に向かって出発
 長い木段、全般的に道がよく整備されている ヒメシャラの木が多くなってきた
 新高塚小屋に到着、早速夕飯の支度 夕暮の山小屋前、ヤクシカのラブシーン
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