鶴見岳〜鞍ヶ戸(縦走)
  大分県別府市、鶴見岳1375mに西登山口から登り、鞍ヶ戸1344mへ縦走。鶴見岳はロープウェイがあり別府の観光コースにもなっている。鶴見岳を語るとき、隣の由布岳が思い浮かぶ。深田久弥が百名山に加えなかったことを悔やんだと言われる由布岳は人気の山。登山者にとって鶴見岳との人気の差は大きい。それは何故か?。深田久弥の意味することとは別な理由を考えてみた。私が想像するところ、鶴見岳には、ロープウェイや電波塔など、巨大な構造物があるからだと思われる。由布岳には、それらがない。しかし、銃走路があることは由布岳に勝っている。(上の写真は縦走路、左端・鞍ヶ戸)
  西登山口から林道を登り始める。林道は間伐工事用大型車の轍跡。一般車両は進入禁止。木々の間に南平台の紅葉が目に写る。西を向けば、由布岳の山頂部分が雲に隠れている。鶴見山頂は陽が差していたが、雲が流れ陽光が山肌を明るく照らしては過ぎ去っていく。晴天になったのは午後2時頃だったとようだ。迷った道中、ふと見上げると青空が広がっていた。船底から船底分岐へ迂回(地図・緑線)しようと船底を出発して10分、迂回路を進んできたつもりだったが、道が途切れ何か変。足元を注意深く観察すると動物の足跡らしい。ここで引き返すのが登山者の常識。だが、谷あいを進めば麓にたどり着ける山形。ヤブコギと獣道と不安を繰り返し、林道にたどり着いたときは、ほっとする。山を甘くみる癖を是正しなければならないと肝に銘じた。帰途、西日を浴びた由布岳を見ようと正面登山口へとハンドルを握る。  09.10.18

    
09:10 西登山口 〜 10:30 鶴見岳山頂 〜 ロープウェイ山上駅方面を周回 〜 11:30 鶴見岳山頂
    12:20 鞍ヶ戸山頂(昼食30) 〜 13:30 船底〜1迷い道(時間ロス) 〜 15:30 西登山口
 
林道から別れ山道に入る
下りは船底からこの分岐を経由して登山口に至る計画だったが・・・ 木立の間から見える紅葉の斜面
紅葉はモミジが多い ここを登れば馬の背は近い
南平台、肉眼で見る南平台はもっとあざやか 鶴見岳山頂にテレビ塔が頭を出す
鶴見岳山頂、一服しロープウェイ山上駅間を周回 鶴見七福神のうち恵比寿天、山頂周回路傍
ロープウェイ山上駅へ下る ロープウェイ山上駅から鶴見岳山頂を展望
再び頂上に引き返し鞍ヶ戸へ向かう 馬の背、赤矢印方向へ進む
鞍ヶ戸方面への最初のピーク 最初のピークを下る
鞍ヶ戸山頂・バックは由布岳、銃走路は内山〜伽藍岳まで 鞍ヶ戸山頂から鶴見岳を望む、稜線を歩いて来た
正面・内山、ススキを下ると船底 船底から別府市街を遠望、右後方に猿の高崎山
 道に迷いヤブコギと獣道(地図点線・林道まで) 道に迷っても空を見上げる余裕はあった
林道から一般道へ、ようやく到着点が見えてきた 由布岳、帰りに立ち寄った正面登山口より
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