釈迦岳〜御前岳 縦走

 福岡と大分の県境、釈迦岳1230mから同県境の御前岳1209mを縦走。釈迦岳は、英彦山の山伏が英彦山権現の釈迦如来を山頂に勧請したことが山名の由来となったとのこと。山頂には地蔵菩薩が祀られている。御前岳は、別の名を権現岳とも言われ、山頂には景行天皇御遺跡碑がある。かつて福岡県の最高峰は1199.6mの英彦山が通説だった。だが、数年前、釈迦岳の方が高いとのことを耳にした。先月、八方ヶ岳に登った際、遠くに白く光る釈迦岳の電波塔を眺めたとき、福岡県最高峰を確かめたいと思った。これが今回登山の大きな目的である。なお、山の書物には「釈迦ガ岳」と記されているものも少なくない。しかし、私は国土地理院の地図表示「釈迦岳」を採用することにしている。“ガ”の存在が気になるところだが、経緯は解らない。   09.03.01
 終着点下の道路から見る釈迦岳、13:00頃
登山口を出発  出発してまもなく
両サイドはスズタケ、ここは鹿の害はない 国土交通省の電波塔
電波塔の説明図、雨量観測 釈迦岳、電波塔敷地から写す
電波塔から引き返し、釈迦岳へ向かう 山頂前の岩登り
釈迦岳山頂に立ち地蔵菩薩を拝む 御前岳に向かう下り
釈迦岳と電波塔を振り返る これから行く御前岳(三角ピーク)を眺める
満開のマンサク 御前岳山頂
御前岳山頂の景行天皇御遺跡碑 昼食はラーメンとおにぎり
不思議な形、右に根があり左下は地上を這っている 御前岳下りの難所
この岩!!この山は火山だったのかな? 登山道から林道に出る
林道から再び登山道へ 出発点に到着し登山完了
復路、風車を写すため一時停車 2号機の名前は小生みたい、平成10年運転開始
  釈迦岳:福岡県最高峰の確認
   以前の国土地理院 1/25,000 地図では、大分県
  前津江村の電波塔が建つピークに標高1231mの
  三角点が記載されていたとのこと。だから、釈迦岳は
  大分県の山とみなされ、これが福岡県最高峰は英彦山
  との誤解を生んだのかも知れない。今回、地蔵菩薩がある
  福岡・大分県境ピークで確かめると、石標もあるし、
  福岡県矢部村が設置した1231mの山頂標識もあった。
  登山後に国土地理院地図をみると、三角点は県境ピークに
  変更されており標高は1229.5mである。以上により福岡県
  最高峰は、英彦山でなく、釈迦岳であることを明確に理解
  できた。いずれにしても、同じく県境にある御前岳1209mは
  英彦山を凌駕している。これはどう判断したらよいのか。
  県境の山頂標識が1231mとなっ
ていることにも疑問が
  のこる。

  
  
  ※ 左の地図は国土地理院地図閲覧サービスより
  
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