九千部山・城山
 佐賀県鳥栖市、九州百名山・九千部山848mおよび城山494m。はじめて登る山。山名は、僧・隆信沙門が困った住民のため経文1万巻を読もうとし、九千部を読んだとき、美しい女に化けた白蛇にたぶらかされ、万巻が九千にとどまったと伝えられたのが由来。私の山行計画では、筑紫宮登山口を基点にして城山、分岐A、四阿屋分岐、九千部山頂、林道分岐B、分岐A、筑紫宮登山口に至る8文字コースだった。登山開始後ちょうど3時間、山頂Bに着くと確かに「九千部山頂」標識があった。事前に調べた唯一の頂上とはかなり位置が違っている。不思議に思いつつ行き交う登山者に訪ねると「何故かここは頂上が2つあるのですよ」 半信半疑のまま、頂上付近に建つテレビ塔をやや殺風景に感じながら本物?の頂上に向かう。大勢の登山者が休憩していた。やはりこちらが通常の山頂だろう。展望やぐらもある。これの頂部に立つと360度の展望。素晴らしい。2つある頂上のことも、テレビ塔の殺風景さも景色に見とれ忘れてしまっていた。下りにアクシデント。最初の林道出会を横切るところ、左折したのだ。「おかしいぞ」と2万5千分の1地図を広げると案の定間違っていた。40分ロスし、登山口Bに到着。念のため駐車中のおじさんに道を確認しようとすると「登山道は分からないが、筑紫宮まで送ってあげよう」 8文字コースを歩く計画だったので、二度ほど断ったが、せっかくの好意をないがしろにしては悪いと思い、親切なおじさんに甘えることにした。したがって、計画を短縮したことになり登山口Bで登山終了。   09.08.23

  登山口 8:40 〜 城山 9:30(休20) 〜 頂上B 11:40 〜 (途中昼食40) 〜 九千部山頂 12:30(休10)
  〜 林道出会 13:20 〜 (道を間違えロス40) 〜 登山口B 14:30 
 筑紫宮登山口駐車場
筑紫宮へのアプローチ  筑紫宮、城山へ向かう
シダにはさまれ城山(勝尾城址)へ歩を進める 突き当たりが城山、勝尾城址は頂上全域か?
城山頂上 勝尾城址の石塔、勝尾城は1589年落城
勝尾城址に建つ道標、4Kmを2時間と目論む 城山から暫く下りが続き、上りとなる
四阿屋分岐、これよりメインルート 九千部山頂上B、バックはテレビ塔
頂上付近のテレビ塔、左民放・右NHK 国土地理院に記されている九千部山頂への道標等
九千部山頂展望台からの眺め、後方は背振山 九千部山頂、左は展望台
九千部山を下る、マイナーコースなのか人と出会わなかった 林道出会、横切るところを間違って左折した、ロス40分
中国九州北部豪雨災害の復旧後、林道出会に引き返す 登山口B、登山終了、これより車に乗せてもらう
ゲンノショウコ ハギ
ヤマジノホトトギス ミズヒキ
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