西吾妻山・磐梯山・安達太良山
  “あれが安達太良山、あの光るのが阿武隈川” “智恵子は、安達太良山の青い空がほんとの空だといふ” 高村光太郎の詩集「智恵子抄」を読んだのは20代前半だった。その時の記憶が甦り、無性に安達太良山に登りたくなった。だが、九州から安達太良山のみを登るのはもったいない。地図を広げると、近くに西吾妻山と磐梯山があり、いずれも日本百名山。3座登れば、もったいない感覚はなくなる。しかし、近くと言っても山頂間が30Kmほどあり、交通手段が問題。そこで、行動日を含め、3泊4日の3座登頂ツアーに参加することにした。秋雨前線と南海上にある台風18号の影響で阿武隈川も青い空も見ることができなかったが、光太郎と智恵子の気持ちに、わずかだけでも接することができ、まぁ満足としよう。西吾妻山も磐梯山もなかなか好い山であった。  09.10.03-06
 

 
10/03 福岡空港==羽田空港==小野川温泉(泊)
 10/04 小野川温泉==白布湯元==北望台〜
西吾妻山〜白布峠==大塩裏磐梯温泉(泊)
 10/05 大塩裏磐梯温泉==八方台登山口〜
磐梯山〜表登山口==奥岳温泉(泊)
 10/06 奥岳温泉==ロープウェイ山頂駅〜
安達太良山〜RW・山麓駅==奥岳温泉==羽田空港==福岡空港 
東北自動車道安達太良SA(安達太良山展望所がある) 
 
 
    その1 西吾妻山 登山日 10/04


      福島県と山形県の県境に穏やかな山容をなす
    吾妻連峰の最高峰。山名の由来は、東国を吾妻と
    言ったことに因む説などがある。
    雪が多く、その影響で稜線には多くの湿原があるため、
    湿性植物の宝庫となっている。が、今回は花の季節は
    過ぎ去っていた。
    山頂は木立に囲まれて展望できないが、梵天岩、天狗岩
    からの展望 はよいし、重なり合った石が敷き詰められて
    いて、自然の畏敬を感じる。

  


  
  09:20 北望台 〜 10:10 人形岩 〜 11:30 天狗岩 〜
    11:40 梵天岩(昼食20分) 〜 12:30 西吾妻山頂〜
    13:40 西大巓(休20分) 〜 17:20白布峠
ロープウェイの運転開始を待つ登山者 ロープウェイとリフトに乗っても本日行程は8時間を超える
ロープウェイ上駅とリフト乗り場の途中 リフトは2回乗る、ゲレンデは長い
ようやく登山本番となった 歩き始めて25分、浮石はないようだ
最初の湿原、左側に中大巓がある ザックをデポして人形石に向かう
人形石に到着 人形石、標柱文字は「吾妻山高度指定標1963.6m」
大凹、湿性植物は時期外れのため全く見れない 大凹を過ぎ標高を上げると再び湿原、前方は西吾妻山
前方の梵天岩へと気持ちはあせるが、足場が悪い 梵天岩
天狗岩、どうして天狗なの? 天狗岩北端の吾妻神社
天狗岩から西吾妻山を展望 西吾妻山頂、展望はきかない
次の目的地は前方の西大巓 西大巓山頂、後方は西吾妻山
西大巓からの展望、東吾妻山(最後方)と中吾妻山(中央) 西大巓をあとに白布峠へと長い下りの始め
白布峠登山口に到着、貸切りバスが待っている 17時31分、本日歩いた吾妻連峰にお月さん
その2、磐梯山へ