九州百名山、元越山(もとごえやま)は大分県佐伯市に位置する。小生が初めて元越山に登ったのは2009年、木立登山口をスタートした。途中には海は見えず、しかも山頂からの眺めはガスがかかっていて鮮明ではなかった。今回は下から順番に5ヶ所の展望台がある色利登山口を選択し、加えて快晴予報を確かめての登山である。明治の文豪・国木田田独歩は2度この山に登っている。その山頂景観を独歩に委ねよう。「明治26年、英語教師として滞在した独歩は、『頂上から眺める景色が自分の尊敬するイギリスの詩人・ワーズワースの世界に似ている』と言い、あまりの眺望の美しさに涙を流したと言われている」(パンフレット抜粋) ただ、独歩は小生が今回選択した色利登山口から登ったとは思えない。 2020.03.20 色利登山口10:50~11:10第一展望台~11:30第二展望台~11:40第三展望台 12:40第四展望台~林道~12:20第五展望台~12:40山頂13:40~15:10登山口 |
フジツツジ | |
色利登山口駐車場の看板より 北九州からの日帰り登山、周回は県道が問題 | アセビ |
色利登山口駐車場 スタート | 林道を5分ほど進む |
色利登山口、これより山道 | 荒れ放題だった古道を2007年に整備された |
第一展望台 色宮漁港と集落 | 別離の涙が石をやせ細らせたとのこと |
第二展望所 米水津湾、咲き始めの山桜 | フジツツジ |
第三展望台 希に見る景色、米水津(よのうず)湾、ヤマザクラ、フジツツジ | |
下る人とのすれ違い少なからず | 第四展望台 各展望台では約5分留まる |
林道に出る ほんの少しだけの林道歩き | 再び山道へ 次の目的は第五展望台 |
第五展望台 前回(2009年)は木立登山口から、登行中に海は見えなかった | |
狼煙台跡 中世にも道があった証明とのこと | 浦代登山口との分岐 左折 |
元越山頂に到着 | 山頂から色宮漁港などを見渡す |
元 越 山(左画像上面の記) 山巓に達したるときは四囲の光景余りに美に 余に大に、余に全きがため感激して涙下らんとしぬ ただ名伏し難き鼓動の心底に激せるをみるなり 太平洋は、東にひらき、北は四国の地 手にとるがごとき近くに現れ 西および南はただ見る山の背に山起り 山の頂に山立ち、波のごとく潮のごとくその壮観無類なり 最後の煙山ついに天外の雲に入るにごときに至りては・・・ 国木田独歩「欺かざるの記」 明治26年11月6日の記録より |
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側面に山頂展望図、上面に国木田独歩の記 | |
前方(中間)やや左に色利山 昼食 | 3回連続猟師めし 次回は和牛ステーキ(願望) |
仲良しになった4歳と1歳半のお嬢ちゃん、父親 | 見晴らしが良いだけあって一等三角点 |
下り始める お父さんは力持ち | 木漏れ日はよかったが写真は殺風景 |
シダと松 疲れを忘れ癒される | 漁船のロープみたい、太くて柔らかく最適 |
登山口 林道を少し歩き駐車場、ゴール | 帰途、元越山を振り返る 県501号と木立川 |