矢筈山~風頭 縦走

 北九州市企救半島、門司区東部の山並み。3分の2以上が車道歩きだが、それなりに面白みがあるし、山頂から展望する関門海峡の景観が素晴らしい。登山目的は、文学登山路と称されているので文人を偲ぶこと。矢筈堡塁を再び脳裏に収めること。工事用囲いが外され部分開業した重要文化財・門司港駅舎。そして、話題となっている「悪魔のおにぎり」を関門海峡を眺め食べること。 2018.12.09
 9:20  スーパー駐車場から10分、国道3号線を左折だがコンビニに立ち寄り、話題の「悪魔のおにぎり」を購入
林扶美子文学碑  門司区生れ、放浪の作家 川端京子句碑 「陽の中の茶の花月日惜しみけり」
 10:10 小森江公園   公園東端の旧小森江貯水池、1963年廃止の小森江浄水場に送水   風師山(右)と風頭
小森江公園入口すぐ、矢筈山への車道脇(コンクリート壁上は車道)  登山者への癒し
車両進入禁止ゲート  「土砂崩れ危険」の表示 既に危険はなくなっていた土砂崩れ現場
矢筈山堡塁跡および山頂への入口  10:50  矢筈山頂  キャンプファイヤーの跡あり
大陸からの襲来に備えた堡塁、明治中期建設  ドアの中はそれぞれ地下広間  砲台跡など他に色々
矢筈山を下り風師への長い急登を終える 風師山頂  風頭の方が景観が良いので通過
 11:50  風頭山頂から見下ろす関門海峡西端   手前は門司市街、中央は下関市彦島、その前方は工業地帯
吉井勇  1936年の作 「風師山のぼりて・・・」 槇有恒  1957年、早朝登山会の案内で登る
風頭山頂での昼食は「悪魔のおにぎり」とパン  風頭を下り始める  下り唯一の登り
 電波塔  国土交通省や九電など 高浜虚子句碑  1936年、三宜楼にて詠む
高浜虚子句碑と風師山登山口の間にある路傍喫茶店より望む  門司港レトロはビルに隠れて見えない
 風師山登山口  清滝神社に立寄る 三宜桜 高浜虚子は渡欧途中ここで一句詠む
 14:00  国の重要文化財・門司港駅舎  1914年完成、2012年より保存修理中、来年3月グランドオープン予定
門司港駅舎は今年11月に部分開業、切符売り場  10分ほど見学しスーパー駐車場へ、14時50分着 
            ・林扶美子(1903~1951) 森光子が長年演じた「放浪記」の作者。自身も放浪していた
              ・川端京子(1925~1969) 俳人・飯田蛇笏と龍太の選者句で秀逸、北九州市の俳句協会長
              ・吉井 勇(1886~1960) 歌人、脚本家 彼が作詞した「ゴンドラの唄」は小生も知っていた
              ・槇 有恒(1894~1989) 登山家、日本山岳協会長を2度勤めた、マナスル初登頂隊長
              ・高浜虚子(1874~1959) 俳人、正岡子規から後継を要請、花鳥諷詠を掲げる伝統俳句
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