古 処 山

 山頂を含む稜線が福岡県朝倉市と嘉麻市の境界。山頂部は巨大な石灰岩が露出している。9合目付近のツゲの原始林は、国指定の特別天然記念物。鎌倉時代から戦国時代末期まで当地を治めた秋月氏の『山城跡(曲輪)』標識を8合目で目にするも、その形態は判然としなかった。山名は秋月藩出身の儒学者・原古処に由来する。当登山は朝倉市秋月地区の本覺寺駐車場を出発、山頂までの3分の2は沢沿い。地図・分岐Aで立ち止まり、予定通り塀山へと足を伸ばすか否かを逡巡した揚句、前回前々回と長い距離を歩いたので予定変更し、直接古処山頂に向う。下りは北側の八丁越ルートを歩く。小生が感じたこの山の特徴は、長い沢沿いの道、ツゲの原始林、山頂付近の石灰岩だった。  2015.03.29
登山口   駐車場より300m、山道に入る
山道に入ってすぐ  左下は沢になっている 渡渉したり橋を渡ったり
林道終点に合流  沢沿いを歩くこと1時間10分、間もなく沢歩きが終わる
九十九折り、かなり急登 曲輪=くるわ  その形態は判然としない    
雑木林を登りつめればツゲ林 コショウノキ(香料とは無縁) ツゲ林の日当りのよい箇所
ツゲの原始林  特別天然記念物に指定されている  ツゲの花
ツゲの原始林と分岐Aの間は杉の植林帯 分岐A  ここで塀山までの予定を変更
古処山頂へ向う  石灰岩とツゲ  古処山頂  右岩上が一番高い
一応ここも山頂 ←画像の右  玉を祀った祠、岩に「古処大神」」の文字
山頂を下る  ツゲの小木と石仏(右)  馬攻めの広場(山城遺構)  昼食 
馬攻めの広場  石灰岩に刻まれた仏画   馬攻めの広場より秋月地区を見下ろす
岩壁にもなにか信仰心がありそう 高度を下げると落葉樹、ツゲは無くなる
スギの植林帯  楽ちんな歩き 国道(322)交差A  車道をしばらく歩く
国道交差B  車道から秋月街道(山道)に入る 国道交差C  秋月街道をだんごあんに向う
だんごあん  観光客が食事などしていた 再び車道  駐車場まであと5分で登山終了
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