勝山~四王司山  周回
 下関市やや東部。両山とも原生林に覆われ歴史の匂いがする山。標高が400mに満たない山だが、急登とアップダウンありで、3時間と短い行程にかかわらず物足りなさは感じなかった。駐車場を発・着の周回登山は小生にとって好ましいコース。 2014.05.25

【勝 山】 勝山村の地名が山名の由来。山頂付近に山城の遺構がある。この地を治めた大内氏の家臣が在城していた。1557年、毛利元就に追われた大内義長が籠城したが投降。
【四王司山】 867年、新羅調伏のため長門国司が四王院を建立、朝廷から下された四天王像を祀ったとの伝え。これが山名になったと思われる。中世、この山で大内、厚東両氏の抗争がくり返された。山頂には、四王司神社の祠に毘沙門天が祀られている。 
勝山御殿跡。ここの駐車場を出発・到着の登山
【勝山御殿】 幕末1863年、長州藩と外国との下関戦争が勃発した。
危機感を抱いた長府藩(長州藩の支藩)は勝山に藩邸を建設移転。
車道から山道に入ってすぐ 青山への田倉分岐、青山は登らない
マテバシイの原生林 平畑山、展望はきかない    
大内氏と毛利氏の戦か? 厚東氏か? 勝山、右側の急登を登った   勝山展望台より
ネジキ  1週間後には白い花 大王寺分岐、地図中央の勝山登山口に通じる
天狗の岩屋  大王寺分岐と勝山山頂の中間 勝山山頂への急登
勝山山頂近くの山城・郭跡   勝山山頂、下界は靄(写真にならない)
山城・櫓跡 櫓跡より四王司山を展望
タツナミソウ   櫓跡 櫓跡を後に急な下り
真新しい中国電力の送電塔、前方は四王司山 林道を横断して四王司山の登り
コガクウツギ 四王司神社=四王司山頂
展望台へ向う 展望台で昼食  ポールには392(m)とあるが・・・
展望台より周防灘を望む  左上の島は源平合戦の満珠島 四王司山を下る
鳥居をくぐれば到着点まで後20分 到着点の勝山御殿跡
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