英 彦 山  2014夏
 今年の8月は中旬を過ぎてもすっきりとした日和はほとんどなく、まるで梅雨を引きずっているようだ。今にも降りそうな曇り空を眺めながら出発。中岳山頂に着いた頃には濃いガス。しかし、下山するにしたがって晴れ間が見えたのは運がよかったと言えよう。今年1月に登った同じコースの逆回りだったが、いつもは素通りする太鼓橋と針の耳に立ち寄った。
 英彦山は、登山家・岩崎元郎が選定した新日本百名山。新潟県の弥彦山、兵庫県の雪彦とともに日本3彦山。山形県の羽黒山、奈良県の大峰山と併せた日本3大修験道の山でもある。今回は行かなかったが、英彦山神宮奉幣殿と銅の鳥居は国指定重要文化財。なお、山は英彦山だが、JR駅名は英の字が付かない彦山駅。   2014.08.17

    野営(キャンプ場)駐車場9:00~9:40観察路交差~10:20鉄ハシゴ~10:40中岳山頂10:50~
    11:30北岳山頂(昼食)12:00~13:10豊前坊高住神社13:20~太鼓橋~針の耳~14:00野営駐車場
駐車場をスタート  野営場(キャンプ場)の端を通過 野鳥観察路交差  一休み
雑木林の尾根を進む ブナ林
鉄ハシゴ  当登山グループのリーダーが設置 ここはスズタケが繁っていたが鹿の食害で全滅
新装なった中岳山頂小屋、右側はバイオトイレ 中岳山頂
岩を下り北岳に向う 鞍部から霧に包まれた北岳を望む
北岳に到着、最頂部は神域のため立入禁止 北岳を下り始める
木段  逆コースの場合はここが一番しんどい 溶岩の壁  6月中旬には名所となる
安政年間に建てられた「救世安民」 道標か? シオジの大木、湿気の多い谷間を好む
高住神社(豊前坊天狗神) 創建は1500年前 神牛 「1839年、牛馬守護の神恩を奉謝・・・」と書いてある
太鼓橋  1879年築造、往時はこの橋を渡り豊前坊へ 九州自然歩道  昭和4年、山頭火が歩いた道
針の耳  心の清い人のみ通り抜けできるとの伝説 左写真の反対側  清い心を証明?し、終着・駐車場へ
キノコ  黄色 オトギリソウ イワタバコ  花期を過ぎている
ギボウシ   中岳付近  擬宝珠(ぎぼし)に咲く擬宝珠(ギボウシ)
山頭火の句碑  昭和4年11月、英彦山で詠む 同左   野営場(キャンプ場)入口
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