御所ヶ岳(ホトギ山)、馬ヶ岳
 山頂が福岡県行橋市とみやこ町に接する御所ヶ岳247m、馬ヶ岳216m。この山行も年始最初に登った足立山同様寝正月でなまった身体に喝を入れるのが目的。御所ヶ岳のみでは物足りず、馬ヶ岳まで往復80分を追加。両山とも山城があった山。  (下記は行橋市教育委員会編・抜粋) 2013.01.11
 
 【御所ヶ岳・神籠石】 大化の改新の時期、大陸からの進攻に備えて周囲3Kmの大規模な防塁が築かれた山城。その遺構の最たるものが、御所ヶ谷神籠石。古代に築造された朝鮮式山城で「日本書記」などに記録がなく、遺構でしか確認できない防塁を神籠石(こうごいし)と呼ぶ。当山は、国の史跡に指定。
 景行天皇が熊襲征伐の際、立ち寄ったと伝えられ、中腹に景行神社がある。

 【馬ヶ岳山城】 江戸時代に著された軍記物語によると、14世紀半ばから15世紀前半にかけて新田氏三代が在城したと記され、山頂には昭和3年に建てられた新田氏の石塔がある。
 天正15年(1587)豊臣秀吉は島津征討のため、小倉城を経てこの山城に逗留している。秀吉の九州平定後、黒田官兵衛(如水)→細川忠興の所領となるも関ヶ原の戦以降役目を終えた。
住吉神社駐車場入り口、登山開始
住吉池、右の道を通って登山口へ
ヒモズル(県指定天然記念物)、登山口手前
登山口、これより登山道 中門・神籠石(国指定史跡)
景行神社 景行神社仮宮跡と伝えられている 馬立場
西門   中門程度の規模だったと推定される、崩れた石が地面に散らばっている
第2見張台より遠くに平尾台の山々を望む(中央・白っぽい部分) 手前は勝山御所カントリークラブ
分岐A、ホトギ山(御所ヶ岳)へ向かう
第2南門を過ぎるとシダが繁ってきた 展望台Aより英彦山(中央最遠方)方面を展望、中央に今川
御所ヶ岳山頂、小生のザック
御所ヶ岳山頂より馬ヶ岳を望む 馬ヶ岳山頂  在城した新田氏の石塔  黒田如水や細川忠興の所領にもなった  
馬ヶ岳を引返す途中から見る御所ヶ岳 御所ヶ岳を通過し第2東門、発掘中断が長い 水晶谷跡地から大師堂方向へ向きを変える
水晶谷跡地〜大師堂間の地蔵さん 大師堂 住吉神社駐車場に到着、登山終了
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