木曽・御 嶽 山
木曽・御嶽山は長野県木曽町と岐阜県下呂市および高山市にまたがる複合成層火山で、裾野が広い独立峰。3000m以上の山では最も西に位置する。日本百名山、花の百名山。また、富士山、白山、立山とならぶ霊山でもある。山岳信仰において富士山の富士講と同じように御嶽講は庶民の信仰を集めた。 本登山は、紅葉が手目的。だが、初日の登りは冴えない色を目にし頂上山荘に宿泊。翌日は濃いガスの中を最高峰の剣ヶ峰へ。まったく景色は見えず紅葉をあきらめた。しかし、標高を下げるに従ってガスが薄くなり、鮮やかな色が瞼を刺激する。上部はガスのためよく見えないが、欲は言うまい。まあ、満足した登山だった。 2013.10.4-5 |
【御 嶽 講】 富士山の富士講と並ぶ御嶽教信仰者 グループ、教派神道。 山頂に至るまで墓のような石碑が見ら れるが、墓ではなく先祖の魂を供養し 自らも魂が御嶽山に宿るよう立てられ た霊神碑 【覚 明 堂】 黒沢口登山道を開いた覚明行者 (1718〜1786)を祀る霊場に隣接する 山荘。 【女 人 堂】 古来より女性の入山はここまで。 そのため女性たちが参拝した御堂 なので、女人堂と名付けられた。 明治5年(1872)女性禁制の解除。 【滝 群】 民謡「木曽のなーなかのりさん・・・」の なかのりさんは、木材を運ぶ筏の中間 に乗る船頭さんが定説。 その上流にある滝も有名。見ごたえが あるらしい。 |
田の原登山口、鳥居をくぐる | ||
10/4 田の原登山口より御嶽山を望む 御嶽山はこの山体全てを言い最高峰は剣ヶ峰 | しばらく砂利道、社殿は田の原大黒天 | |
これより急登が続く | 八合目、金剛童子が祀らている | 人物像はすべて神様 |
霊神碑、墓石ではない | ||
森林限界が過ぎた | 登山口方面を振り返る 中央の黒い屋根は八合目避難小屋 | |
前方の岩は溶岩から形成されたメサ | ||
左上の山荘目指して踏ん張りどころ | 王滝頂上奥社、手前に王滝頂上山荘がある(10/4泊) 前方は御嶽神社頂上奥社と剣ヶ峰、 |
ガレ場の連続、植物は皆無 | ||
10/5 6時20分、濃いガスの中を剣ヶ峰へ向かう 目の前に不思議な物体 | 御嶽剣ヶ峰山荘が見える(神社はすぐ上) | |
剣ヶ峰山頂標識、最標高より低い | ||
剣ヶ峰山頂の御嶽神社頂上奥社 最標高は人物像の右岩らしい | 剣ヶ峰を下り始める | |
ガスが濃いため二の池経由を変更しショートコースを取る、山頂下で最もフラットな箇所 | 覚明行者霊場、突き当りが覚明堂 | |
覚明堂を下る | 登山者を見守っている、ありがたい | 溶岩塊が生々しい |
ナナカマド 「7度竈に入れても燃えない」本当? | ||
ガスが濃く紅葉が台無しと思いきや下るに従って薄くなってきた | 紅葉しない種類のナナカマドもある | |
さらに高度を下げるとガスがほぼ取れてきた 紅葉はナナカマド、黄葉はダケカンバ | ||
女人堂は間近 | ||
左上に女人堂、最遠方に中央アルプス ガスが取れて清々しい | 女人堂をすぎ黒沢口へ向かう | |
黒沢口・行場山荘、予定変更・迂回路へ | 御嶽ロープウェイ飯森駅を巻いて下る | 冬はゲレンデ、見通し良いが20分オーバー |
中の湯P到着・登山終了、大阪南港へ | 大阪南港〜新門司港フェリー(泊)の四国沖 海から見るご来光もいいもんだ |