小森江〜矢筈山〜風頭山〜門司港

  本コースを歩くのは今回で5度目(サイトUPは過去2回) 登山目的はいつも同じ。文学に触れることと矢筈山および風頭山から眺める関門海峡の光景である。林芙美子、吉井勇、高浜虚子などの文学碑を前にすると何故か心が休まる。関門海峡に浮かぶ巌流島や関門大橋を見つめ、歴史の流れを感受する。矢筈山は、また違った風情がある。明治20年ごろに関門の要塞として築造された堡塁跡は当時を伝える歴史遺産。今年現役をリタイアし堡塁に常駐している方の詳しく親切な説明が有難かった。
 このコースは菓子と飲み物だけをザックに詰め、登山後に門司港レトロで遅い昼食をとるのが定例となっている。今回も林芙美子が褒めたと言われるハヤシライスを食べようと思って自宅を出たのだが、思わず門司港発祥の焼きカレーを注文してしまった。    2013.10.22 
【コースタイム】

小森江駅9:00〜9:20林芙美子文学碑9:40
〜9:50小森江子供のもり公園10:00〜
10:30矢筈山頂11:30〜12:20風頭山頂12:40
〜13:50門司港レトロ(駅前)

遅い昼食を済ませ、鹿児島本線に乗る
小森江口、文学登山路起点 林芙美子文学碑「放浪記」「浮雲」の著書  俳人・川端京子碑もある   後方左・風師山、右・矢筈山
1911年完成、フェンスの内側は浄水場跡
小森江子供のもり公園入り口 北九州市水道発祥の貯水池、茶色は取水塔  小森江子供のもり公園内
矢筈山山頂付近に着き先ず目にする石柱
将校の部屋、右画像の扉内 明治20年(1893)頃に築かれた堡塁(要塞)の代表的な部屋や倉庫(扉の中)
TVドラマ「めんたいびりびり」ロケ写真
弾薬庫・右画像内部を写している 弾薬庫入口、右側手前の鋲打壁(薄いブルー)はTVドラマ撮影用に貼られたもの
胸線(見張り場 or 小銃発砲場) この様な地下室2箇所(立入禁止) 堡塁(要塞)の中心となる通路
矢筈山頂、広いが展望はきかない
ツワブキ、山頂 見張り場から見る関門海峡西部、手前・門司市街、右・彦島、正面奥・工場群、左・皿倉山
「明治32年・陸軍省」 風師山へ向かう途中 奥田(矢筈山の南方向)への分岐 風師山頂
風頭山頂、左後方に関門大橋 失礼、槙有恒日本山岳会創立者の碑をまたいで 吉井勇歌碑、風頭山頂
風頭山頂より関門海峡方面を望む   左手前・矢筈山、その後方・戸上山、海峡中央の島・巌流島、右端に関門大橋
風頭山を下る、海上保安庁などの電波塔
高浜虚子句碑、渡仏直前に詠む 虚子句碑の少し下から眺める関門海峡東側、改築中の門司港駅が真白く覆われている
昭和5年建設の三宜楼は改装中
門司港発祥の焼きカレーを食す 映画「男はつらいよ」で寅さんがバナナの叩き売りをやっているシーンがあった
山行記録 2013