門司風師山系  "天気晴朗なれど冷風強し" 風頭山に到着した時、正にそんな気象だった。登山の目的はいつも同じ。文学登山と風頭山から眺める関門海峡の光景である。林芙美子、吉井勇などの文学碑を前にすると何故か心が休まる。関門海峡は、じっと見つめるのが癖になっている。だから冷風が強くても雲に遮られなければ良しとした。矢筈山は、また違った風情がある。明治20年ごろに関門の要塞として築造された陣地跡は歴史の産物。この風師山系コースは菓子と飲み物だけをザックに詰めて歩き、登山後に門司港レトロで遅い昼食をとるのが定例。林芙美子が褒めたと言われるハヤシライスを食べようと思って自宅を出るのだが、いつも他の物を注文している。今回もまた下山後に悔いを残してしまった。    12.03.25

JR鹿児島本線小森江駅前 小森江口、右方向へ 正面に矢筈山


  林芙美子(1903〜1951)
    「放浪記」「浮雲」「めし」などの著書
    出生地は下関といわれていたが、
    門司出生説が発表され定説となっている


  
川端京子(1925〜1969)
    俳人、飯田蛇笏に認められ毎日俳壇賞
    企救郡松ヶ江村(現・門司区)にて出生
    句碑は林芙美子文学碑と同じ場所
小森江子供のもり公園入り口
ヤブツバキ、公園にて 小森江子供のもり公園、貯水池跡から前方の風頭山(左)と風師山を展望
矢筈山頂付近、明治期〜関門要塞陣地跡
矢筈山頂付近、左前方は戸上山 関門海峡の西側を望む  彦島(右)、前方左は皿倉山、手前から門司・小倉市街・北九州工業地帯
明治32年、陸軍省の標石(矢筈〜風師間) 風師山頂 風師山頂より風頭山頂を望む
風頭山頂、吉井勇歌碑
風頭山頂、正面は1956年未登峰マナスル初登頂に成功した日本隊隊長・槙有恒碑 下る山道、宮川尚古(江戸期の歌人・黒田藩士)
関門海峡を俯瞰(合成写真)、左に武蔵小次郎対決の巌流島、右は関門大橋、対岸は下関市街
高浜虚子句碑、渡仏直前三宜楼にて詠む
風頭山を下る途中の店舗(喫茶店)より、黒い建物の左一体が門司港レトロ地区 三宜楼(昭和5年建築)保存会改修準備中
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