奥 穂 高 岳(その1、その2)
 北アルプス南部、中部山岳国立公園に属する日本第3の高峰。単に穂高岳と呼ばれているのは奥穂高岳、涸沢岳、前穂高岳、西穂高岳、南穂高岳からなる穂高連峰の総称。日本百名山、主峰は奥穂高岳。剱岳、谷川岳とともに日本3大岩場。1646年の国絵図では「保高嶽」。1693年、穂高神社の宮司により「穂高嶽」と記された。現在の名称・穂高岳となったのは、1909年有史初の槍ヶ岳から縦走した登山者が名付けたと言われている。
 奥穂高岳登山の主目的は、日本第3の高峰を踏むことと涸沢紅葉の堪能。台風17号の影響が心配され、2日目の行程で徳沢〜穂高山荘の予定を変更、3日目に登る予定の奥穂高岳山頂まで足を延ばし、最近にない疲れ。しかし、やや早い紅葉だったにせよ、目的を充分に達成した満足の山行だった。なお、台風の影響はほとんどなく影響があったのは、我が心の乱れのみだったようだ。
        その1

   2012.09.28
   福岡空港==航空機、バス==上高地
   バスターミナル15:40〜17:30徳沢(泊)
     
   
2012.09.29
   徳沢5:30〜6:30横尾6:50〜7:50本谷橋
   本谷橋8:00〜10:00涸沢10:40〜
   13:20穂高山荘14:10〜15:00奥穂高山頂
   奥穂高山頂15:40〜16:20穂高山荘(泊)  
 3月28日  上高地バスターミナル
 バスターミナル出発、山行開始
明神岳、河童橋付近
上高地河童橋、穂高の山々と梓川 親子猿が悠然と、河童橋付近
 「氷壁の宿」徳澤園(泊)
 最初は牧童小屋、登山ブームがおき、
 牧場は廃止され山小屋に。その後何度か改装。
 井上靖「氷壁」に登場、人気の宿となる。
 9月29日  徳澤園を出発、横尾方面へ 前穂高岳、『切れる筈がないザイルが切れた』「氷壁」の舞台   徳澤〜横尾中間地点より   
横尾大橋を渡り涸沢へ向かっている
横尾岩小屋跡 屏風岩   涸沢方面へはこの岩すそを巻く
本谷橋 北穂高岳が見えてきた、谷間を左に巻く 「落石注意」 大きなガレ
吊り尾根を中心にわずかに見える前穂ピーク(左)と奥穂 奥穂高岳、本谷橋〜涸沢の中間地点から撮影
涸沢は間もなく、モレーン付近
涸沢ヒュッテに到着 涸沢ヒュッテから眺める奥穂高岳、山頂は見えない    穂高山荘は右端の肩
涸沢岳、△錐は涸沢槍   涸沢ヒュッテからの眺め 左の写真から続く北穂高岳、紅葉は少し早いとのこと
  【ザイテングラード】 ドイツ語
  英語でside ridge=側稜、岩尾根


 
 【モレーン】 英語
  
morain=氷河によって削り取られた
  
岩石が堆積した地形

  【ジャンダルム】 フランス語
  憲兵、近衛兵
  主峰に至るまでに尾根上にぽつんと
  突き出た前衛峰
  
ヒュッテを出てガレ場を穂高山荘へと向かう これより山荘までザイテングラード
ザイテングラードから見る前穂高岳と北尾根 穂高山荘に到着、50分休憩 山荘より常念岳(中央)と大天井岳(左)を遠望
左が山頂、右に行けば前穂高岳
穂高荘隣接のこのピークは山頂ではなく50分先  空があやしくなってきた 山頂、ガスでジャンダルムは見えず
ジャンダルム、下山途中でガスが切れる
涸沢岳、右写真の上部から写す 本日最後の試練       山荘に着き11時間の本日行程終了、穂高山荘(泊)
その2、穂高山荘〜上高地 へ